ゲームの中にいる

ゲームについて思ったことを語っていきます。最近は積みゲー消化をメインに。

【NFS:Heat】クリアした感想

フリープレイで配信されているやつです。

 

 

 

夜のレースについて

このゲームは昼と夜でそれぞれレースに出場することができます。昼は公式に開催される合法なレースでお金を稼ぎ、夜は非合法なストリートレースでREP(レベルみたいなもの)を稼いで高性能なパーツをアンロックしていきます。

両方とも遊ぶ必要がありますが、本番は夜の方のレースです。昼は合法なサーキットイベントなので一般車がコース上にいませんし、警察に追われることもありません。

夜のレースで勝つと経験値が手に入りますが、この時点では入手が確定していません。レース後にオープンワールドの各地にあるガレージに、逮捕されず警察に見つかっていない状態で帰ることで、経験値が確定します。

さらにシリーズ恒例のヒートレベルに応じて経験値に倍率がかかり、最大のヒートレベル5の状態でガレージに無事帰還すると経験値が5倍になります。ただし、警察の追跡を振り切るのが困難になるので、ヒートレベルを抑えて着実に経験値を稼ぐか、一攫千金を狙ってヒートレベルを上げまくるかを考えるようになります。この駆け引きが中々面白いですね。

 

ついに本気を出した警察

今作は警察ユニットが強力なので、車の性能が低い内はヒートレベルを3以下に抑えて稼ぐのがオススメです。車の耐久値が可視化されるようになり、耐久値が0になると走行不能になり逮捕されます。

過去作であれば警察車両に体当たりして倒すことが有効でしたが、今作では体当たりした場合に自分の車の耐久値も大きく減るリスクがあるので、基本的に逃げ一択です。

ヒートレベルが低い内は逃げ切るのは楽勝ですが、ヒートレベル4以降はスパイクベルトや追跡ヘリが解禁され、逃げ切るのにかなりの距離を離さないといけなくなります。さらに装甲車両という当たると大ダメージを受ける車が出現するので、ヒートレベル5の警察を振り切るのはかなり骨が折れます。

なので警察ユニットが強すぎるとストレスが溜まるという経験のある方に今作はオススメできません。厄介な警察の存在のおかげでゲーム自体に緊張感を生み出しているので、弱すぎると楽々経験値を稼げてしまいますからね・・・。

 

ハイヒートレースについて

私と同じく石橋を点検して渡る慎重派の方であれば「低ヒートレベルでひたすら遊んでおけばよくね?」という結論に至るかもしれません。

今作にはハイヒートレースというヒートレベルが3以上、または5以上で参加できるレースがあり、最強のパーツはそこでしか入手できません。さらにレースをこなしてパーツを手に入れても警察に逮捕されると没収なので、車の最大性能を発揮するためにはヒートレベル5の状態でレースをこなし、逮捕されずに帰ってくる必要があります。

ゲーム本編をクリアしてREPを最大の50まで上げたら、ハイヒートレースでひたすらパーツ集めをするのがエンドコンテンツですね。

 

ストーリーはあっさり

前作paybackと開発元は同じですが、ストーリーは随分あっさりしたものになりました。前作では個性豊かなストリートレーサーチームと様々なレースを繰り広げ、最終的に作中最強のマシンと一騎打ちして街を取り戻すという熱い展開が魅力的でした。

今作はストーリー自体のボリュームが短めで、敵の悪徳警官1人の悪事を暴いて終了なのでこじんまりとしています。リーグというストリートレーサーチームと戦う場面もありますが、前作と比べるとちょっと個性が薄いかな~と思います。

例を出すと、前作ではお金持ち達が高級車を乗り回すチームの名前が「1%クラブ」とかセンスあり過ぎる名前だったり。ザ・リーグというチーム名も悪くないと思いますけどね。

レースゲームにストーリーを求めるのはどうかなと思いますが、前作が楽しめたので今作も面白いといいな~と期待してしまいましたね。

 

PP400+で打ち止め

PPという車の速さを数値で指標にしたものがあります。これがある一定のスペックを超えるとPP400+という表示になり、そこからはPP400以上としてカウントされなくなります。

車によっては購入時点でPP400+だったり、最強のパーツを使わずに店売りパーツだけでもPP400+を突破してしまうので、乗っている車種によってはエンドコンテンツであるハイヒートレースに行く理由がないというのが個人的に残念な点です。

また、最強のパーツも一度入手すれば以降はお店で高いものの買うことができるので、必要なパーツを一通り集めきったら行く理由がなくなります。この辺はもう少し遊べるように調整されていると良かったかな~と思います。

一応PP400+以降も車の性能は上がるので、最速の車を作りたいとかならやる価値はありますけどね。

 

収集物やアクティビティで車がアンロック

今作はオープンワールドの各地に収集物やアクティビティが配置されています。指定の速度以上で区間を通過するスピードメーターや、壁の落書きやフラミンゴを集めるなど、結構な数です。

興味がなければ集めなくてもいいのではと思うかもしれませんが、これらをコンプリートすることでアンロックされる車があるので、それに乗りたい人は集める必要があります。私は面倒臭かったのと目当てだったBMW M3がゲームクリアで貰えたので諦めました・・・。

これらのコンテンツに意義を持たせること自体はいいと思いますが、あまりにも数が多くて面倒臭いんですよね。苦労して集めた人に報酬を出したいとか、色んな人に全てのコンテンツを楽しんで欲しいとかそういう理由だと思いますが、コンテンツそのものがつまらなくてやる人が少ないことをどうにかすべきではと思いますね。

 

というわけで結論としては「フリープレイで軽く遊ぶ分にはオススメ」です。本腰入れてやり込むレースゲームを探している場合は他を当たった方がいいと思います。