サガシリーズ初めてでしたが、とても面白かったです。
ロマサガ2リベンジオブザセブン、クリアしました〜。初めてのサガシリーズなのもあってとても面白かったです( ´∀`) pic.twitter.com/inMyG359XC
— 牛宮 (@ushimiya21234) 2024年11月28日
独特なシステムが面白い
今作はコマンド選択式のRPGなわけですが、キャラクターにレベルの概念がなかったり、新しい技や魔法を戦闘中や戦闘終了後に閃くことで習得できたり、敵の技を見切ることで100%回避できるようになったりと独特なシステムがたくさんあります。
敵の強さが戦闘に勝利した回数によって上昇していくので、戦闘し過ぎると敵が強くなりすぎて詰む・・・と思いきや敵が強くなるほど強力な技を閃く確率が上昇したりするので、戦闘を回避し過ぎるのも良くないですね。
この独特なシステムによる癖が苦手な人は楽しめないゲームだと思いますが、ハマる人はとことんハマると思います。
複雑なフリーシナリオシステム
今作の主人公は皇帝で、各地に赴いて問題を解決したりすることで地域を制圧していくという要素があります。
どの場所にどのタイミングで攻略するかはプレイヤーの自由で、特定のイベントを進めないと入れない場所以外は自由に探索することができます。
これ自体は自由度があって面白いシステムだと思いますが、イベントに失敗条件が用意されていることが多く、仲間キャラが加入しなくなる、地域を制圧できなくなる、ボスである七英雄が強化される、等のデメリットがあるのが難点です。
結局のところ全ての仲間キャラを加入させたい、イベントを消化したいとなるとある程度順番が固定されると思いますね。
まあ歴代の皇帝が後任に能力を引き継ぎながら世代交代していくという物語なので、100年前のイベントがそのまま進行できるというのも変な話ですけどね~。
逆にこの仕様を利用することで前の皇帝が行った奇行ロマンチックな展開が後の時代で伝説として語り継がれ、仲間キャラの一人(めっちゃ強い)の背中を押して加入させることができる、ということもあります。
良くも悪くもロマサガ2というゲームの最大の特徴なので、ここは好みが分かれると思いますね。
過去が掘り下げられた七英雄
ロマサガ2のボスは七英雄と呼ばれる七人の英雄で、元々は人類の救世主でしたが訳あって人類に敵対するようになった人達です。原作にはなかった七英雄の過去を掘り下げるシーンがあるので、これがボス戦を大きく盛り上げる要因になりますね。
各地にある「七英雄の記憶」というアイテムを集めることでこのシーンを見ることができ、全て見れるようになると彼らがどんな訳があって人類の敵になったのかが良く分かります。これが中々切ないんですよね。
七英雄の各キャラも個性的な連中が多く、私は特にロックブーケ様とノエルの兄妹が好きですね。こういう頼りがいのあるお兄ちゃんになりたかった・・・。
作り込みが凄いと思ったところ
今作は武器だけでも剣、大剣、斧、棍棒、槍、小剣、弓、体術の8種類あり、PTメンバーが5人かつ各キャラ2つまで武器が装備可能なので、全ての武器を使えるようにするとカツカツになりがちです。
最近のRPGのように敵の弱点を突くことが重要なゲームなので一通りの武器を揃えたい・・・と思いがちですが、装備している武器がバラバラだと効率良く弱点を突くことができないので、最後まで何を装備させるのか悩みました。
出現する敵の弱点を把握できている2週目以降は上手く編成できそうですけどね。仲間になるキャラで片方しか加入できないという仕様もあるので、周回プレイ向けのゲームなのかなと思います。
魔法についても火↔水、風↔土、光↔闇という形で相反する仕様になっていまして、相反する属性の魔法を同時に習得できないという仕様があります。なので各属性の最強魔法を集めた最強魔法使いキャラを作ることはできません。武器と同じくプレイヤーに取捨選択を迫る仕様だと思います。
更に複合属性の魔法もあるので頭がパンクします。例えば貴重な全体回復魔法であるレストレーションは光風の複合魔法なので、最強の単体回復魔法であるエリクサー(水土)とは風↔土の相反があるので同時に習得できません。
上記の魔法の相反とキャラクター個人の適正も踏まえてどの魔法を装備するか考える必要があります。定期的な主人公の世代交代によるメンバー脱退や陣形の概念も相まって常にパーティー編成を考えながらゲームを進めることになります。これが中々楽しい。
ちょっと変わったRPGがやってみたい、という方にはオススメのゲームですね。