ゲームの中にいる

ゲームについて思ったことを語っていきます。最近は積みゲー消化をメインに。

改造、チートはゲームを楽しめなくなるよって話

モンハンライズでも不正にゲームデータを改造したプレイヤーがマルチで出没しているようです。

私も過去にオフライン限定で法に触れない範囲で遊んだことがあるので、その時の経験も踏まえて書いていきます。

 

一時的なストレスと発散

モンハンに限らずゲームの面白さの根底にあるのは、一時的にプレイヤーにストレスを与え、それを発散させることで得られる爽快感や達成感です。

例えば初期装備のままマガイマガドを討伐することは余程の腕前がない限りは不可能なので、まずは手頃な小型モンスターを倒したり採掘したりして装備を強化していくことになります。

そして大型モンスターを倒して素材を剥ぎ取り、強力な装備を作って更に強いモンスターを倒す・・・という流れを最強装備にたどり着くまで繰り返すわけですね。

最初にどう考えても倒せないモンスターというストレスを与え、それを段階を踏んで倒すことによって達成感が得られる、というのを永遠に繰り返すようにできているのがモンスターハンターというゲームです。

 

悪魔アイルーの何が悪魔か

で、改造やチートを使ってしまうと上記の面白さを体験できなくなってしまいます。

プレイヤーが何の努力も苦労もなく強いモンスターを倒せてしまうのは一時的には楽しいと思えるかもしれません。

ただそれは短期的な面白さであって、やり応えを感じられなくなって物凄い早さで飽きが来ます。

 

私が初めてプレイしたモンハンであるモンスターハンターポータブル2ndGでは「悪魔アイルー」という尋常ではない攻撃力、防御力を持ったオトモアイルーが流行っていました。

当然このオトモを連れていけばG級のモンスターでさえ2~3発で葬ってしまいますし、ハンター自体が超火力を保持しているわけではないので遠くから見守っているだけでいいわけです。

ちなみにラオシャンロンなどオトモが連れていけないクエストはどうしようもないので、そこだけフレンドに手伝ってもらうとめっちゃ煙たがられます(当たり前)。

ただG級の尋常ではない体力と攻撃力のモンスターを1クエストに何十分もかけて倒し、それをレア素材が手に入るまで何十回とクリアしてようやく作成できた装備と、オトモに倒させて作った装備では同じ物でも思い入れが全然違うんですよね。

というか自分が手を下さないのならもうゲームやらなくてもいいんでは? という悟りが開けます。

 

悪魔アイルーというのは悪魔的な攻撃力を持ったアイルーという意味もありますが、その圧倒的な強さと引き換えにゲームの楽しみを奪われてしまう、という意味でもあると思います。

まさに悪魔との契約ですな。

 

チートから脱却する方法

もし現在チートや改造に手を染めていて、ゲームがつまらなくなってしまって何とかしたいと思っている方がいたら、初めから普通にゲームを遊ぶことをオススメします。

既に強力な装備を持っているデータで再始動しようと思っても、それを手に入れるまでに得られたであろうプレイヤースキルや経験がすっぽり抜けているので、思うようにいきません。

実は私がソロプレイに熱心になったのはそんな理由だったりします。おかげでマルチ前提のクエストにソロで挑むという無謀な挑戦をするようになってしまいますが・・・。

 

Modという文化もあるよ

ここまでの話だけすると改造やチートは絶対悪だと思えてしまいそうですが、用法用量を守って使用すればむしろゲームの面白さを拡張するものになりえます。

まずはオフラインで誰にも迷惑がかからない状態で使用すること。これは守らないと法に触れるのでそもそも当然の話なんですけどね。

次にスカイリムなどに代表されるユーザーがModを追加して自由に楽しめることを前提に設計されたゲームに適用すること。何なら公式がMod開発用にツールを用意してくれたりソースコードが公開されてたりするものもあるので、改造やチートはこういうゲームで使った方が楽しめます。

最後にグラフィックを綺麗にする、スキンを追加するなどゲームの面白さを損なわないものだけを適用すること。逆にゲーム内で用意された最高難易度より高い難易度を追加するModなどはゲームバランスが崩壊しますが、クソ難しいゲームを何とかクリアするのが好きなプレイヤーにとってはより楽しめるんじゃないかと思います。

 

まとめると何の考えもなしにチートや改造を施すとゲームが楽しめなくなるよって話でした。