無事にクリアできました。ネタバレになるのでスクショはめっちゃ強かった中ボス君でお茶を濁す。
結論を先に言うとそれなりに楽しかった。まずはいいところから。
良い点１．いつでもビルド変更が可能
このゲームには「ブラッドコード」という要素があり、各ブラッドコードによって体力やステータスが固定されている。
メニューが開けられる状況ならいつでも変更可能で、一人のキャラクターで様々なビルドを組むことができる。
なので良さげな武器を拾っても自分のビルドに合ってないので使えない・・・ということが起こらないのがメリット。色々な武器を使いたいとかビルド構築が好きな人にはいい仕様だと思うし、攻略に詰まったらビルド自体を見直せるのもグッド。
さらに装備の強化素材(ソウルシリーズでいうところの楔石)が全て敵から低確率でドロップするので、武器を変更してもすぐに強化して実戦投入しやすい。
個人的には自由なステ振りができる代わりに振り直しが不可能(もしくは面倒)なソウルシリーズより好きな仕様である。
良い点２．アニメ調のグラフィック
これについてはPVとかを見てもらった方が早いかもしれない。
主要の男性キャラクターはイケメン揃いだし、何より女性キャラクターがスタイル抜群だったり衣装がスケベだったりでこれだけでも価値を感じる人も多いのではないだろうか。
ちなみにキャラクリしたプレイヤーキャラも含め揺れる。キャラクリ自体もかなり細かく設定できるし、拠点で一部を除いて変更できるのでコーデが好きな人にもいいかも。
良い点３．バディ
NPCを一人だけ連れていくことができるが、これがとてもありがたい。
詳しくは後で語るが今作はバディと二人で攻略することを前提に作られており、複数の敵に囲まれるシーンが多かったり後半のボスの隙が少なめだったりする。
雑魚との戦闘であれば一人で１～２匹は倒してくれるが、強敵やボスになると倒されてしまうという強さなので、NPCに完全に任せっきりだとクリアできない。
この辺のバランス調整はいい感じだな～と思うものの、これが後半に語る難点にも繋がってくるのだが・・・。
良い点４．アクティブ錬血スキル
このゲームは冥血というMPみたいなものを消費して錬血スキルを発動できる。冥血は敵を攻撃して返り血を浴びたり、バックスタブを成功させたり、吸血攻撃を当てたりするこで回収できるので、割と気楽に使える。
何がいいのかというと敵に攻撃する錬血スキルがスタミナを消費しないというところ。ボス戦でスタミナがギリギリになるまで殴った後に怯んでチャンスタイムが到来したとか、あと一撃で倒せるけどスタミナがなくて攻撃できないという時に頼りになる。
錬血スキルにはクールダウンが設定されているので連発はできないものの、一時的にスタミナという制約を無視できるのが面白い。
ここからは不満点。
悪い点１．バディを前提とした調整
二人で攻略することを前提にしているせいか、複数の敵に囲まれるとかボスの隙が少なめなど理不尽だと感じる調整が多い。
またNPCがそれなりに戦えるので他の死にゲーと比べて楽なシーンも多く、かといってソロで挑むと数の暴力や回復の隙を捻出するのに苦労する。
死にゲーとして楽しみたいプレイヤーであれば「二人だと簡単だし一人だと理不尽」という風に感じるだろう。
2体の強めな敵を配置してバディで手分けして倒すとか、背後から攻撃すると楽に倒せるので自分かバディを囮にして倒すとか、数の暴力だけではない難しさをステージ道中にも用意できるともっと面白くなると思う。
悪い点２．回復アイテムの仕様
序盤の回復アイテムの数が少なすぎる。回復アイテムの回復量を上げるパッシブスキルがあるが、それを手に入れた頃にはゲーム終盤で回復アイテムにも余裕が出てくるので序盤に欲しかった。
正直なところ回復アイテムの仕様に関しては仁王シリーズが最もいいと思っている。最初から8回使える代わりに後で増やせる数が1～3回なので、序盤は回復不足になりづらく終盤になって数を増やしてごり押しもできない。
悪い点３．血の試練
簡単に説明すると、特定のアイテムを拾ったりマップの特定の場所に行くと血の匂いに釣られて敵がわんさかやってくる仕様。
これが非常に凶悪で強めな敵1体と弱めな敵2体を1セットとして最低でも5セットぐらいどんどん湧いてくる。
これだけでもうんざりするのだが、マップに予め配置されているわけではなく湧いてきた敵は全てプレイヤーを発見している状態なので、遠距離武器で一体ずつ釣りだして各個撃破したり先手を打って厄介な敵を先に片付けたりということが不可能。
やっとこさ全滅させたと思ったら報酬が雑魚2体分の経験値なので割に合ってないのもマイナス。
結局は攻撃範囲の広い武器でまとめて相手したりバディを囮にして何とかするしかない。スタートするかどうかはプレイヤーが決められるようにしたり、必須ではないけど本編ボスより強い相手と戦えるようにしたり、報酬を豪華にしたりできればここまで不評にはならなかっただろう。
悪い点４．同時押しが失敗する
例えば錬血を発動させる際にR2+△ボタンを割り当てていたとすると、たまにR2ボタンが反応しなくて△攻撃の強い攻撃が暴発するとか。
恐らく回復モーション中や梯子を上った直後など特定のモーション中にR1、R2ボタンの入力に反応していないため、そのまま押し続けてモーションが終わると入力が出来ていない状態になるのが原因。
ちなみに一部ステージでFPSがガタ落ちしてやりづらい・・・という不満点はあるものの、これに関してはPS4 Proを買うとか推奨スペックを満たしたPCでPC版を遊ぶとかで改善できる可能性があるので排除した。PS4でプレイする場合はお気をつけて。
